ヤマト福祉財団が、東日本大震災復興再生募金の助成先である陸前高田市保育協会が再建中であった竹駒保育園が3月29日に竣工する。
＜上棟式の竹駒保育園と完成予想図＞
竹駒保育園は、川を逆流した津波によって建物が大規模半壊し、使用することができなくなり、一昨年12月、竹駒保育園を高台に再建する費用として総額2億3400万円の助成を決めていた。
移転先は、以前より10メートルほど高い位置となり、近くには小学校や住宅等の建設予定地があるため、今後は竹駒地区の教育の中心地として期待される場所。
昨年7月30日に地鎮祭を行い、今年2月20日に上棟式を行っていた。
震災後の一年間は系列の保育園である定員30名の下矢作保育園に55名の園児を受け入れ、職員室を保育室に代用するなどしてしのいできた。
昨年4月からは仮設園舎に移り40人の園児を受け入れ、狭い園舎と園庭を有効利用しながら保育を行っている。
施設の高台への移設を計画していたが、原型復旧の原則からはずれるため国からの補助を得られない状況だった。
■施設概要
木造平屋建て
建物：761㎡、敷地：2711㎡
園児：70人定員、
職員：18人
