経済産業省が8月30日に発表した7月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1718万kl、前年同月比1.8%増と2か月連続で前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(511万kl、前年同月比8.1%減)、アラブ首長国連邦(429万kl、6.7%増)、カタール(278万kl、64.5%増)、クウェート(110万kl、34.4%増)、イラン(85万kl、前年実績なし)、となっている。
中東依存度は86.2%、前年同月に比べ2.9ポイント増と3か月連続して前年を上回った。
燃料油の在庫は1095万kl、前年同月比6.7%減と3か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油、B・C重油は前年同月を下回った。