三井造船は12月16日、常石造船から、舶用主機用廃熱回収装置として自社開発したTurbo Hydraulic System(THS)を受注したと発表した。
三井造船は舶用ディーゼル機関に搭載されている過給機の高効率化に伴う余剰排気エネルギーの増加に着目し、このエネルギーを油圧動力として回収するTHSを開発。
回収した油圧動力を機関の軸動力として利用する事により、最大4%のCO2削減(燃費向上)効果を得ることができる。玉野事業所に設置されたテスト機関を用いた実証試験の後、就航船にTHSを搭載し、実海域での性能、信頼性を確認してきた。
THSは、常石造船が建造する5万8000重量トン型ばら積み貨物船14隻に搭載される。