プロロジスは4月1日、米国の格付け機関のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、プロロジスの信用格付けと無担保優先債権の格付けを「BBB」から「BBB+」(格付けアウトルックは「安定的」)へ引き上げたと発表した。
S&Pは格上げの理由として、2013年半ばまでに合併後の統合業務、ポートフォリオの入れ替え、財務基盤の強化を早々に完了させたことを挙げている。
グローバルマーケットとリージョナルマーケットへ経営資源を集中、運営するファンドの数を削減し、契約期間の長いファンドに集約することで、非効率なインベストマネジメントビジネスを合理化、財務リスクを低減させるなど、より厳格な経営計画を立案し、実行した。
また、S&Pのリサーチで格付けアウトルックを「安定的」に維持する理由として、プロロジスが良好な経済環境・物流不動産マーケットと強力な経営管理、追い風となるような財務政策のもとで、3か年計画を実行できる状況にあることを指摘している。