日本通運は9月1日、一般貨物自動車運送事業での貸切運賃・料金(トラック貸切届出運賃)を20%値上げする。
適用の範囲は、全国が対象で、一般貨物、引越、海上コンテナ、タンク車、鋼材、ダンプ運賃、この他、諸料金(車両留置料・地区割増料)も10.0%値上げする。
貸切運賃は1990年から運賃を据え置いていたが、排ガス規制や環境負荷低減への投資、社会保険料の負担増等のコストアップ要因が増えるとともに、労働力人口の減少による人手不足顕在化や今後さまざまなコストの上昇が予測されるなどを挙げている。
一方、2008年に届出した燃料油価格変動調整金(燃料サーチャージ)は91.3%値下げする。
なお、東京―大阪間の4トン車による輸送の場合、運賃と燃料サーチャージを合わせた実質改定率は13.4%アップとなる。
国土交通省には9月2日に届出る。