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日清紡HD/74億円を投じ、欧州のブレーキ事業の拠点を統合

2014年10月01日/生産

日清紡ホールディングスは10月1日、ドイツの子会社TMD Friection EsCo GmbHの生産拠点であるレバークーゼン拠点とエッセン拠点を1拠点に統合するとともに、最新の生産設備導入のための設備投資を行うと発表した。

レバークーゼン拠点をTMD社のグループ管理とR&D機能に特化する一方、生産機能はエッセン拠点に集約し、銅規制対応材などを生産するために最新の生産設備を導入する。レバークーゼン拠点の従業員はエッセン拠点へ配置転換する。

投資額は5300万ユーロ(約74億円)を予定しており、2017年末までに、エッセン拠点への生産・集約を完了させる。

なお、欧州カーメーカーは、一部車種で銅規制対応材の採用がスタート。銅規制対応は「環境・エネルギーカンパニー」である日清紡HDにとって地球環境保護に資する大きなテーマであるだけでなく、今後摩擦材市場の動向に影響を与える重要テーマ。この投資計画は、この銅規制対応を見据えたもの。

■TMD Friection EsCo GmbHの概要
所在地:ドイツ連邦共和国ノルトライン=ベストファーレン州レバークーゼン
資本金:2万5000ユーロ
設立時期:2009年
従業員数:900名
事業内容:乗用車用ディスクパッド等の製造・販売

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