日本ロジスティクスシステム協会の西田厚聰会長は、1月5日年頭所感を発表し、変化に対応するロジスティクスシステムの再構築を訴えた。
多くの要素が複雑に絡み合い、先の読めない時代にあって、需要の変化に柔軟に対応し、無駄なく物資を供給するシステムの構築は、ますます重要になってくる。
日本ロジスティクスシステム協会は、需要と供給を同期化させるロジスティクスシステムのあるべき姿を「ロジスティクスコンセプト2020」として取りまとめ、ロジスティクスの統合管理や、グローバルサプライチェーンの効率化などの必要性を訴えている。
このコンセプトの実現に向けて活動を展開しているが、特に2015年は、ロジスティクスの状況を客観的に評価するため、グローバルな視点をも含めたロジスティクスコスト算定について実態を把握し検討を行うことを予定している。
また、ロジスティクスに関する課題解決のための情報発信・技術交流の場であるロジスティクスソリューションフェアの規模を拡充し、2015年9月に開催するとともに、物流現場改善活動の多地域での展開、業種毎の課題解決の場の設定、行政との連携によるロジスティクスの高度化支援など、新たな活動にも積極的に取り組み、協会の活動の柱である人材育成事業とともに、企業経営での重要な課題であるロジスティクスの高度化・効率化を進めていく、としている。
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