郵船ロジスティクスは10月19日、東海3県で午前中に集荷した貨物を翌日午前中に香港へ配送する、「セントレア発香港向け24時間配送サービス」を開始したと発表した。
セントレア内の郵船ロジスティクス専用施設でULD(航空運送用パレット、コンテナ)に貨物を積み付け、同日夜のフライトへ搭載する。香港到着後、自社施設へULDのまま貨物を転送し、仕分け・配送作業を行う。
リードタイムを大幅に削減し、香港市内への24時間以内配送が可能になった。
顧客の貨物をULD混載することで、プライオリティーの高いサービスでありながら、高品質な輸送を実現し、従来よりも安価に提供する。
東海地区では、従来より香港と中国華南地区へ自動車部品や電子部品などを中心に航空輸出されている。
近年注目されている食品の輸出に関して、香港は最大のマーケットであり、高い需要を背景に、農林水産物・食品の輸出額は毎年トップで輸出額は3年連続で増加している。
これまで、東海地区の顧客が香港向けに緊急品を航空輸出し翌日配送する場合、集荷時間が早朝に限定され、さらにコストが掛かっていた。