国土交通省は10月19日、ダブル連結トラック実験を11月から2017年度末まで実施するが、実験参加者の公募を開始した。
トラック輸送の省人化を促進し、生産性向上を図るため、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の実験を新東名を中心とするフィールドで実施する。
対象者は、一般貨物自動車運送事業と特定貨物自動車運送事業の事業者。
運転者は、大型自動車免許と牽引免許(5年以上)を保有し、運輸業で5年以上の従事経験が必要。
実験対象車両は、フルトレーラ連結車とダブルス連結車(セミトレーラ+フルトレーラ)で、21m超~25mの長さ。
分析に必要なデータを多く収集するため、車両長を緩和する車両に加え、19m超~21mの車両も対象にする。
実験参加者のデータ提供等への協力に対して、対象車両の長さに応じ、高速道路料金の特大車と大型車の差額相当分を還元する。
対象ルートは、輸送ルートのうち50%以上について新東名高速道路を通行するものとし、海老名、豊田東から先は、概ね100km以内(都市高速道路は対象外)とする。
また、一般道を含め最大で500km程度の走行を対象とする。
将来の自動運転・隊列走行も見据えつつ、省人化の効果、安全性等を検証した上で、2018年度以降の本格導入を目指す。
■公募要領
http://www.cbr.mlit.go.jp/road/demopro/index.html
中部地方の道路ネットワーク/2024年度供用予定総延長42.6km