アスクルとセブン&アイ・ホールディングスは7月6日、業務提携に関して基本合意した。
具体的な業務提携の内容は、「ロハコ」と「オムニ7」との相互送客を11月末を目処に実施、「ロハコ」のプラットフォームを活用した新業態の生鮮食品ECビジネスを11月末を目処に開始、「オムニ7」についてEC物流、ECサイトの開発・運営の共同化に向けた検討を開始する。
各項目の正式契約の締結に向け、今後、両社間で協議する。
アスクルは、主力業態が異なり、eコマース事業においてもターゲット客層・扱い商品領域が異なるため、互いの経営資源を活かしたシナジー効果が期待できると考えている。
生鮮食品への取り組み開始と強みである物流プラットフォームの提供によりLOHACO の顧客ニーズに応えていく。
セブン&アイグループは、eコマース事業を中心に推進してきたオムニチャネル戦略の見直しに取り組んでおり、オムニチャネル戦略をグループの顧客戦略と再定義し、リアルとITを融合させ全ての購買データを捕捉する CRM 戦略の強化を推進している。
eコマース事業に関して、お客の利便性向上を追求するため、商品・サービスの見直しを進めており、互いのお客の利便性・利用満足度の向上を実現していくことが、両社の企業価値の最大化につながっていくと判断したという。
アスクル/配送サービス委託の「関通」保有のデータ流出の可能性