ヤマト運輸、東京都建設局、東京都公園協会は8月3日、東京都が所有する防災船であり、平常時には公園協会が東京水辺ラインとして旅客運航している水上バスを活用した「客貨混載」の実証実験を共同で実施すると発表した。
物資輸送における水上バス活用の可能性を検証する。
今回、観光で東京都を訪れた顧客から預かった荷物を水上バスで輸送し、顧客が観光を楽しんでいる間に目的地まで配送することを想定して、定期運航中の水上バスで模擬貨物を輸送し、搬入・搬出における所要時間や人員、船内での安全性確保のための人員配置、旅客輸送への影響等を確認する。
今後、輸送ニーズとの適合性や課題の抽出を通じて、実現可能性を検証していく。
■客貨混載の実証実験概要
期間:8月10日(木)~8月31日(木)
初日(8月10日)は下記区間で実施
(搬 入)11時02分 墨田区吾妻橋
(搬 出)11時50分 明石町・聖路加ガーデン前
実施内容:模擬貨物(実験用コンテナ)を輸送し、荷役時間や必要人員、旅客輸送への影響を確認
実施ルート:浅草(二天門)、墨田