日本郵船は8月29日、グループ会社のNYK バルク・プロジェクト(NBP)運航船を利用して、トンガ王国向けに子供用サンダルなどの海上輸送を無償で実施したと発表した。
<前列左から3番目がマルセラ・カラニウバル・フォトフィリ王女、5番目がレディ・フシトゥア駐日特命全権大使、6番目がトンガ赤十字社 シオネ・タウモエフォラウ事務局長>
篤志家が同国に寄贈した5000足の新品サンダルなどの履物を積んだNBP運航船South Islanderは、先月ヌクアロファ港に到着した。
同港のクイーンサローテ埠頭で行われた引渡し式で、同国のレディ・フシトゥア駐日特命全権大使立会いのもと、マルセラ・カラニウバル・フォトフィリ王女からトンガ赤十字社のシオネ・タウモエフォラウ事務局長に寄贈物が引き渡され、同氏から支援に対する感謝の意が述べられた。
寄付された履物は、トンガ赤十字社を通して同国本島だけでなく、エウア島、ババウ諸島、ハアパイ諸島、ニウアス諸島などの離島エリアの子供たちにも届けられる。
日本郵船グループは過去には同国に寄贈されたラグビーボールの輸送協力もしており、駐日トンガ王国大使館と同国政府と友好的な関係を築いている。モノ運びという本業を活かして、今後も社会貢献活動に取り組んでいく。