経済産業省は9月26日、大王海運と製造メーカーとの物流総合効率化法に基づく総合効率化計画について、国土交通省と共同で認定した。
昨年10月に行われた物流総合効率化法の改正を受け申請可能となったモーダルシフト計画について、両省の共同認定は今回が初めて。
認定した総合効率化計画は、大王海運と製造メーカーによる樹脂輸送の船舶モーダルシフト。
関西~東北の輸送について、トラックからトレーラーを使用して運行回数を削減して効率化を図るとともに、泉大津港~千葉港間をRORO船への輸送に転換する。
計画により、800km程度の長距離トラック輸送がRORO船へモーダルシフトすることで300㎞程度となり、CO2排出削減量が160.1t-CO2/年(16.7%削減)となるとともに、ドライバー運転時間省力化が8586時間/年(60.3%削減)を実現する。
計画は、関西と東北の複数の経済産業局の地域に跨がる計画であることから、本省認定となったもの。
なお、5件の計画が経済産業省と国土交通省で共同認定した。
国交省/中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向(2024年4~6月)