データマインは3月9日付で、米国海上コンテナ輸入の2月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較(12か月・3年間2017年10月)>
アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比20%増の131万TEUと単月で過去最多となり、12か月連続で前年を上回った。
2桁増の背景としては、前年2月が23%減を示したことへの反動分も含まれていると思われ、1~2月累計の比較では13.3%増となっている。
アジア発米国向け主要品目の動きは、家具類(シェア18.2%)が24%増、機械類(シェア8.8%)が15.2%増、電子電機(シェア7.8%)が45.6%増、プラスチック(シェア5.1%)が25.4%増、自動車関連(シェア4.3%)が2.6%増など主要10品目(シェア61.4%)平均では18.9%増となった。
そのうち、輸入制限発動が検討されている品目に含まれている鉄鋼製品(シェア3.4%)は14.8%増だった。
国・地域別では、 アジア発の64%を占める1位中国発は12か月連続のプラスで31.8%増(1~2月累計 19.3%増)だった。
2位 韓国発(シェア9.2%)は自国分が1%増だったが中国発TS分が13.7%減となり0.3%減だった。
3位 台湾発(シェア4.9%)は6.9%減と10ヶ月連続マイナスでした。
4位 香港発(シェア4.8%)は3%減でした。
5位 ベトナム発(シェア4.7%)は61%増と12ヶ月連続プラスでした。
6位 シンガポール発(シェア3.6%)は14%減と4ヶ月連続のマイナスでした。
7位 日本発(シェア3.4%) (直航分)は1.9%減。日本発韓国TS分は32%増と6か月連続のプラスだった。韓国など海外TS分を含めた日本発荷受地ベース合計では0.5%増だった。
8位 インド発(シェア2.2%)は2.5%増となった。
9位タイ発(シェア2.2%)は23か月連続のプラスで18.2%増だった。
10位 マレーシア発(シェア1.2%)は42.8%増と7か月連続のプラスだった。
なお、米国10港の動きは西岸5港が27.8%増 (1~2月累計 15.5%増)に対して東岸・ガルフ5港は6.7%増 (1~2月累計 9.2%増)だった。
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