いすゞ自動車は6月20日、大型トラック「ギガ トラクタ」を改良し、発売を開始した。
エンジンについて冷却系を中心に性能を向上させ、平成28年排出ガス規制への対応と主力馬力帯でそれぞれ平成27年度燃費基準+5%達成した。
スム―サーGxについては地図情報を活用したオートクルーズ機能「Smartグライド+g」を新たに採用した。道路状況から最適なギヤ段を自動選択し、さらなる省燃費を実現している。
スムーサーGx専用に、クラス最大のトルク値となる420PS/トルク230kg・mエンジンを新たに展開した。
低回転域で最大トルクに到達し、460PS同等のトルクカーブを有することで高GCWニーズにも対応した性能を実現しているという。
積載重量と容積を最大限にした新規格トレーラ(トレーラ前回り2m級)に対応するため、4×2エアサスセミトラクタ(EXD)にホイールベースG(3830mm)の第5輪荷重11.5トン車を新規設定した。
第5輪荷重11.5トン車には、カプラオフセットの変更が可能なスライドカプラを設け、これにより1台のトラクタでキングピン荷重や前回り/すそ回り半径が違う複数のトレーラに対応が可能となった
ETC2.0を全車に標準設定し、運行中の利便性向上し、ヘッドランプと室内灯のLED化とメーター照明の常時点灯化を実施することにより視認性が向上させたという。
目標販売台数は1万台/年(ギガシリーズ全体)。
東京地区希望小売価格は、車型2PG-EXD52CD、平成28年排出ガス規制適合、平成27年度燃費基準+5%達成、フルキャブ・エアサスペンションの仕様で、エンジンが6WG1-TCN309kW(420PS)、トランスミッション12速AMTでは1804万9000円(税抜き)。
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