ハナマルキは10月25日、液体塩こうじの海外展開を加速させるため、ベトナムに物流倉庫を確保したほか、タイで新工場を建設すると発表した。
ベトナムではすでに物流倉庫を稼働させており、今後建設する新工場と合わせて東南アジア圏内での液体塩こうじの安定供給を目指し、生産・物流両面で強固なインフラを構築していく。
<タイ新工場イメージ>
タイでは10億円を投資し、ヘマラート サラブリ工業団地内の土地1万6000m2に、2019年1月の着工、2020年1月の出荷開始予定で新工場を建設。
最大で年間1000klの液体塩こうじを生産し、中国や東南アジアを中心に、ヨーロッパ、アメリカへの輸出を加速させる。
同社では、2015年に「世界の台所」であるタイに現地法人のハナマルキ タイランドを設立。
液体塩こうじは使い勝手の良さや健康志向を背景に海外売上が2017年比6倍に拡大しており、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなどで採用が始まっているほか、フランスではパリの三ツ星レストラン「ル・サンク」にて液体塩こうじを使ったオリジナルメニューがトップシェフにより展開されている。
■新工場の概要
所在地:タイ ヘマラート サラブリ工業団地内
敷地面積:1万6175m2
着工時期:2019年1月
出荷時期:2020年1月
運営会社:サイアム ハナマルキ(9月13日設立)
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