三井倉庫ホールディングスは1月31日、iPS細胞を含む臨床研究検体などの極低温管理・保管・輸送一貫サービスを開始したと発表した。
すでに、三井倉庫が関西地区で運営する医薬品専用施設内に、同サービス初の拠点を2018年12月末に開設している。
三井倉庫HDは2015年8月から、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)との間で、「再生医療用iPS細胞ストック」の輸送用専用容器を開発するとともに、輸送サービスを開始。
これを契機に、製薬企業や研究機関などから検体試料の極低温輸送を受託し、臨床研究領域で実績を積み上げてきたほか、並行して極低温下での保管管理ノウハウも蓄積してきた。
今回、これらの実績とノウハウを結集融合させ、検体試料など極低温管理が必要な先端医療製品(iPS等幹細胞・検体試料・再生医療等製品・バイオ医薬品など)を取扱う製薬企業や研究機関に対して、新サービスを構築した。
三井倉庫HD/ESG投資の世界的な評価指標で「AA」に格上げ