SGホールディングス(SGHD)は8月1日、国内の持続可能な輸配送ネットワーク構築に向け、新会社「SDトランスライン」を設立した。
新会社は、貨物自動車運送業などを営む子会社の管理および経営指導、付随する業務を事業内容とする。
具体的には、パートナー企業の後継者問題を解決し、事業継続を図る「事業承継問題を抱える幹線輸送などを担うパートナー企業、物流事業者への出資」と、労務安全・運行管理といった事業運営に必要なルール整備の補助といった「関係会社の管理運営」を主な事業としている。
SGHDは、持続可能な輸配送ネットワークの構築に向け、パートナー企業とともに事業成長する体制を整備する一環として、同社を設立するに至ったという。
2025年4月にスタートしたSGHDの中期経営計画「SGH Story 2027」では、「パートナー企業との連携強化を含むサービスインフラの維持・強化」を重点戦略の1つとしており、デリバリー事業では幹線輸送やラストワンマイルにおいてパートナー企業との連携を積極的に行っていることも、事業設立の要因の一つだ。
なお同社グループは今後も、自社のみならず、パートナー企業と連携した持続可能な輸配送ネットワーク構築に取り組んでいくとしている。
■新会社の概要
名称:SDトランスライン
設立日:2025年8月1日
事業内容:貨物自動車運送業などを営む子会社の管理および経営指導、付随する業務
所在地:東京都江東区新砂2-2-8
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