玉井商船が5月10日に発表した2019年3月期決算によると、売上高54億8800万円(前年同期比9.5%増)、営業利益3億400万円(前期は1億5100万円の損失)、経常利益2億100万円(前期は2億6500万円の損失)、親会社に帰属する当期利益8億8800万円(前期は1000万円の損失)となった。
外航海運業の売上高は、2017年度比で航海数と短期貸船が増加し、市況も改善した結果、45億3100万円(15.1%増)と増加した。営業利益は航海数の増加や燃料価格の高騰などで運航費が増加した一方、短期貸船料の減少や2月に海外企業へ売船した影響で船費が減少し、営業費用全体が微増にとどまったため、6億6200万円(573.7%増)となった。
内航海運業の売上高は、主に2017年度比で所有船が1隻減少し、貸船料が減少したため8億1800万円(12.0%減)となった。営業利益は所有船1隻が減少したことによる船費など営業費用の減少があったものの、売上高の減少が大きく3000万円(71.7%減)となった。
次期は、売上高57億円(3.9%増)、営業利益1億4000万円(53.9%減)、経常利益7000万円(65.2%減)、親会社に帰属する当期損失3000万円を見込んでいる。