NTTロジスコは7月3日、東海地震「最大震度6強」の発生を想定した危機管理演習を6月25日に実施したと発表した。
<災害対策本部>

<被災状況の把握>

今年度の演習では、初めて参加者に想定災害内容を事前に知らせず災害時の情報伝達や設備復旧及び事業継続の対応の演習を実施した。
訓練では、「災害発生から災害対策本部設置までの初動」に始まり、「被災状況の確認」「 衛星携帯電話による通話確認、SNSによる情報共有の確認、非常用発電機およびデータ通信端末を用いた出荷指示データの送受信の確認」「事業継続への対応」等を行った。
NTTロジスコは、耐震基準を上回る物流センターの整備や自家発電設備、燃油備蓄、情報システムのバックアップなど、通信インフラを担うNTTグループの一員として様々なBCP対策を講じている。
東日本大震災や過去の災害で発生した事象を教訓として活かしていけるよう、今後もより一層、災害対策を強化するとともに、「災害に強い物流会社」として事業継続への対応力向上に努めていくとしている。
■概要
想定災害
発生日時(仮定):6月25日 9:30
地震規模:東海地震「最大震度6強」
被災センター:名古屋センター、掛川センター
被災状況:停電、水道管破裂による断水、通信障害、構内路面の一部陥没、照明器具落下、保管商品の落下、倉庫内設備の故障、 負傷者2名等
災害対策本部設置場所:NTTロジスコ本社(東京都大田区平和島)
NTTロジスコ/公式Webサイトに「物流プロフェッショナル」企画