マルハニチロ物流は7月3日、名古屋市港区で「名古屋物流センター(仮称)」を着工したと発表した。
<名古屋物流センターの完成予想図>

70億円を投じ、敷地2万m2に建築面積8000m2の建屋を建設、2021年4月の稼働を目指す。
国内市場の環境変化と多様な消費者ニーズへの対応を目的に建設。加工食品など高回転貨物の対応に特化し、農畜産品などの保管、運送、通関、流通加工を手がける。
設備能力は3万7469トンを確保。センターの運営はマルハニチロ物流、荷役業務は完全子会社のマルハニチロ物流サービス中部が担当する。
設備面では全自動倉庫を採用し、自動化・省人化を図ることで将来の人手不足に対応。冷却設備には自然冷媒(アンモニアCO2)を採用し、環境に配慮する。
また、冷蔵庫棟には大地震の発生に備えてプレキャスト・プレストレスト・コンクリート免震構造を採用し、高い安全性を確保する。これらの機能は、今後建設する冷蔵倉庫にも採用していく方針だ。
建設地は、伊勢湾岸高速道路「名港中央IC」から1kmの立地。完成後は食品物流のランテックと協業し、中部地区の輸配送拠点としての役割を果たしていく。
■名古屋物流センター(仮称)の概要
建設地:名古屋市港区空見町1-42
敷地面積:1万9931.48m2
建築面積:7928.99m2
設備能力:3万7469トン
着工:7月
開業予定:2021年4月
投資予定額:70億7000万円
従業員数:50名
事業内容:冷凍食品を中心に農畜産品等の保管業務、運送取扱事業、通関事業、流通加工事業
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