日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が8月30日に発表した2018年度の物流システム機器生産出荷統計によると、総売上金額は5858億7000万円(前年度比26.6%増)、売上件数は14万1636件(1.7%増)となった。
<総売上金額の推移>

設備投資意欲はここ数年継続して高まっており、総売上金額は調査開始以降初の5000億円超えで過去最高額となった。
2018年度の受注金額は6360億円と大幅に伸長しており、拡大する需要に応えるため、メーカー各社が供給能力を高めて大規模案件を中心に着工・出荷対応したと推察される。
<業種大分類別売上高の推移>

領域別の売上金額は、海外向けが24.0%増、クリーンルーム向けが50.3%増となった。業種別では「電機・精密機器」に対する売上比率が依然として高水準となっている。
なお、2013年度調査から新たに業種分類として独立させて調査している「通信販売」の売上金額は、総売上金額の約3.2%にあたる189億4200万円だった。