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日通/日中貿易拡大へ三者業務提携

2019年10月30日/SCM・経営

日本通運は10月30日、同社の東アジアブロックと九州経済連合会、上港集団物流(SIPG Logistics)の三者による業務提携の覚書を10月22日に締結したと発表した。

<三者会談の様子>

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<九経連の麻生会長(左)、SIPG Logisticsの劉総経理(中央)、日本通運東アジアブロックの杉山常務(右)>

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今回の業務提携は、日本産品の輸入拡大を推進するSIPG Logistics、九州産品の中国への輸出促進を目指す九州経済連合会、旺盛な内需を背景とした輸入貨物の取り扱いを目指す日本通運東アジアブロックの目的が一致したことを受けたもの。

九州~上海間での日中貿易拡大に向けた相互協力に関する業務提携を通じて、食品や農林畜水産品など九州を始めとする日本産品の中国への輸出促進の協力、上海での検疫・通関迅速化への協力体制の構築、人材交流や貿易に関する情報交換など、三者が幅広い分野で協力し発展を目指す。

これまで、日通東アジアブロックとSIPG Logisticsは、2018年1月に物流全般の業務提携覚書を締結し、日本から中国へ向けた貨物の取扱増加を目指して協業を進めてきたほか、九経連は農産物を主体とした九州産品の中国向け輸出の拡大と経済交流を推進している。

今回の締結に先立ち、SIPG Logisticsのグループ会社と九経連の主導のもとで設立された九州農水産物直販の間では、すでに輸出の取り扱いが始まっており、日通九州ブロックも輸出支援を行っている。

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