ジャパン マリンユナイテッド（JMU）は1月21日、舞鶴事業所で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「SARAH H（サラ エイチ）」を引渡した。
＜SARAH H＞
SARAH HにはSOxスクラバーを搭載しており、1月から一部指定海域を除いた一般海域へ適用されているSOx（硫黄酸化物）排出規制に適合。
最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型や、弊社独自の省エネデバイス「Super Stream Duct」「SURF-BULB」の最適化、電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用で、燃費性能を向上させている。
環境面では、GHG(温室効果ガス)排出規制のEEDI（Energy Efficiency Design Index）に対しては、2020年以降の契約船に適用されるPhase2レベルを先取り。
「LEADGE-BOW」と呼ばれる船首形状と新騒音規則にも配慮した低風圧居住区を採用し、実海域性能を向上させている。
■SARAH H
全長：229.00m
幅：32.26m
深さ：20.0m
喫水：14.475m
載貨重量：8万717トン
総トン数：4万3518トン
主機関：MAN-B＆W 6S60ME-C8.2 ディーゼル機関1基
航海速力：14.50ノット
定員：25名
船級：DNV GL
船籍：シンガポール
