国土交通省は3月9日、来年度に新たに着手する4車線化の候補箇所として、災害、渋滞、事故発生箇所などを総合的に勘案し、15か所約110㎞を選定したと発表した。
今後、予算成立後の事業許可に向けて、必要な手続きを進める。残る優先整備区間についても、財源の確保状況等を踏まえ、順次整備を進める。
候補か所は、道東自動車道（占冠IC～トマムIC）約19.9㎞、東海北陸自動車道（白川郷IC～五箇山IC）約10.1㎞等、15か所。
高速道路の暫定２車線区間については、昨年9月に策定した「高速道路における安全・安心基本計画」において、4車線化を計画的に推進するため、課題の大きい区間を優先整備区間（約880㎞）として選定し、その中から財源の確保状況等を踏まえ、順次事業化することとしている。
同年12月に閣議決定された「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」においても、成長力を強化する物流ネットワークの強化等のための高速道路等の整備が示されていることから、財政投融資を活用し、4車線化を実施することとしたもの。
■財政投融資等を活用して実施する４車線化候補箇所
http://www.mlit.go.jp/report/press/content/001332195.pdf
