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エミレーツ航空/スカイカーゴが6大陸で定期貨物便を再開

2020年05月19日/3PL・物流企業

エミレーツ航空は5月19日、エミレーツスカイカーゴが、5月第1週より6大陸67都市で定期貨物便を再開したと発表した。

<エミレーツスカイカーゴ>
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中東11都市、アフリカ7都市、アジア22都市、オーストラリア6都市、ヨーロッパ15都市、アメリカ大陸6都市で運航を再開したもの。

67都市のうち58都市はBoeing777-300ERで運航(搭載重量40トン)、 24都市はBoeing777Fで運航(同100トン)している。

4月には2500便以上の貨物便を運航。世界的な航空貨物需要の高まりから、防護服や医療機器、医薬品、食料品等の生活必需品を輸送するため、Boeing777-300ERで1650便、Boeing777Fで850便以上の運航を実施し、1月以降の累計で37万5000トン以上の航空貨物を輸送した。

エミレーツスカイカーゴは各国の政府とも緊密に連携し、航空輸送の側面から地域経済の活性化に貢献。直近では、オーストラリアとニュージーランドの政府と協力し、生鮮貨物やその他主要輸出品を世界の消費者に届け、代わりに医療機器や医薬品をオーストラリアとニュージーランドに輸入する体制を構築した。

エミレーツスカイカーゴのナビル・スルタン事業部門上級副社長は「過去6~8週間に亘り、必要な物資を必要な地域に届けるため、革新的なアイデアのもと昼夜を問わず課題に取り組んだ。3月末に12都市で始めた路線は現在65都市以上に広がり、一日85便が運航するまで拡大した。航空貨物需要が日に日に高まるのに伴い、当社運航路線も拡大を続けている。緊急貨物輸送のみならず、世界経済、国際貿易を維持・促進していくために必要不可欠な航空貨物も積極的に輸送し、世界の「ベルトコンベアー」として重要な役割を担っている。また、各国の政府認可の下、旅客機貨物便を利用して旅客帰還フライトを実施できていることも嬉しく思う」と述べている。

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