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メディパルHD、みらかHD/物流共通化へ戦略的業務提携

2020年06月17日/SCM・経営

メディパルホールディングスと、みらかホールディングスは6月17日、医療・ヘルスケア領域での戦略的業務提携に合意したと発表した。

提携は3段階のフェーズに分けて実施する。

フェーズ1では、両社の受発注システムと倉庫インフラを共通化し、みらかHDの連結子会社エスアールエル(SRL)の顧客に対し、メディパルHDの連結子会社メディセオの受発注システムを活用した新しい発注サービスを提供。共通の受発注基盤を利用することで、医療機関は効率的に医療材料を発注でき、さらなる利便性向上を目指す。また、SRLで行う検査資材の管理をメディセオのALCと共通化する。

フェーズ2では、両社の物流網を共通化したシェアリング・ロジスティクスを実現する。SRLが持つ事業所~医療機関、メディセオが持つALC~医療機関の物流網と、両社が保有する5000台以上の車両をシェアし、医薬品等の配送ルートと検体の集荷ルートを共通化することで、全体最適化されたロジスティクスを目指す。

まずは地域を限定し、検査資材と医薬品等を共同配送することで、効率的な流通を実現する。また検体集荷についても将来的な実現を目指し、実行可能性の検証を行う。

フェーズ3では、フェーズ2の検証結果を受け、シェアリング・ロジスティクスの全国展開を検討する。また、両グループで今後成長が見込まれる再生医療分野での将来的な連携の可能性について検討する。

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