ネットスーパー/新型コロナで物流施設強化

2020年08月24日 

ネットスーパー強化を明確にしているのが、大手のイオン、イトーヨーカドー、西友だ。

<イオンのネットスーパー専用物流センター>
イオンのネットスーパー専用物流センター

イオンは、ネットスーパー本部を設けるとともにネットスーパー運営会社を設立し、2023年には最新鋭のネットスーパー専用大型物流センター(千葉市緑区)を開業する計画だ。

一方で、イトーヨーカドーは首都圏のネットスーパー強化のため、首都圏中心の59店で、配送料に税込220円~330円の変動制を採用し、配達の平準化により安定した運営・サービスにつなげたい考えだ。

<楽天西友ネットスーパー、横浜に新物流センターを今秋稼働>
楽天西友ネットスーパー、横浜に新物流センターを今秋稼働

西友は、楽天との提携による楽天西友ネットスーパーを2018年にオープンし、横浜市都筑区に新物流センターを楽天により今秋稼働する。

<オイシックス・ラ・大地は今秋、狭山にセンター>
オイシックス・ラ・大地は今秋、狭山にセンター

食品EC専門で成長してきたオイシックス・ラ・大地は、新型コロナにより需要が大幅に伸びたため、一時は会員受付を停止等も行ったが、2020年4~6月の売上は前年同期比42%増の231億円、営業利益が3.8倍の20億円と絶好調だ。

急激な需要増に対応するため、出荷キャパシティの上限を拡充するもカバーし切れないため、ことし10月から狭山ステーションを稼働させ、現状比で最大50%増まで対応可能にし、解消する見込み。

<来年10月、海老名に出荷キャパ約3倍>
来年10月、海老名に出荷キャパ約3倍

さらに来年10月には新海老名ステーション稼働させ、出荷キャパを約3倍にする計画だ。

新型コロナウイルス感染拡大が続き、スーパーマーケット業界では外出自粛の影響を受けて、巣ごもり需要が発生し、スーパーマーケット販売統計調査によると7月実績(速報版)は、生鮮(青果、水産、畜産)の売上が全店、既存店とも前年同月比11%を上回り好調だ。

2020年上半期(1~6月)でも全店9.4%増、既存店7.8%増とこの数年では見られなかったレベルだ。

<スーパーマーケット販売統計(パネル270)既存店前年同月比推移 総売上高・食品合計・生鮮3部門・非食品>
スーパーマーケット販売統計(パネル270)既存店前年同月比推移 総売上高・食品合計・生鮮3部門・非食品

(※全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会)

ただ、実店舗を持つスーパーは、店舗の商品をネット注文を受けピッキングし、配送するネットスーパー「店舗出荷型」が広がっていったものの、食料品は原価率が高いことに加え、「センター出荷型」と併用しても配送費・運営負担が課題となり、撤退するスーパーもあった。

経済産業省が7月に発表したEC市場の報告書によると、商取引市場規模が最も大きいカテゴリーは「食品、飲料、酒類」で、2019年で推定60兆円以上と見込まれているが、この分野のEC化率は2.89%低い。

ネットスーパーの潜在ニーズは高く、市場規模拡大に向けた伸びしろは未だ大きいと予測され、新型コロナウイルスにより、この分野への様々なチャレンジによるEC化率アップへの期待は高まっている。

なお、LNEWSとインプレスは11月12日、5回目となる「EC物流フォーラム2020」をネットで開催する。

EC、物流、小売・製造・調達・流通・販売・物流といった分野で、各企業が持つ強みやソリューションを具体的に紹介する場として講演、展示の協賛企業を募っている。

前回は、パルコ、ビームスホールディングス、フェリシモ、スクロール360、三菱商事、プロロジス、トラスコ中山、など様々な観点からEC物流の最新情報、課題、提案を発表し、事前登録者666人、実来場者408人が集結した。

来場者は、EC・小売業・物流企業を中心に、10%強が経営者クラス、役職者は専門職を含め74.9%と決定権者が揃っている。

今年は、新型コロナウイルスにより、様々な変化が業界・業態・企業別に発生しており、外出自粛の影響を受けて、EC率が一段と高まっている。

大型化・高精度化する物流インフラに対して、いかなるDX・IoT・AI・MHの活用、ラストワンマイル対策、幅広い視点でEC物流に関する最新情報と課題、改善、将来を探る。

■EC物流フォーラム2020開催概要
日時:2020年11月12日(火)9:30~18:00(受付9:00~)
会場:都内配信会場
主催:ロジスティクス・パートナー・LNEWS、流通ニュース
共催:インプレス
聴講料:無料(事前登録制)※事前登録募集は9月以降を予定
来場者数:400名想定(同時開催展計:2500名予定)
来場者対象:製造業・小売業・卸売業の経営企画、生産管理、システム部門、ロジスティクス部門、SCM部門、輸出入部門、物流子会社、3PL、倉庫、運送会社、行政、自治体、コンサルタント、研究者他
同時開催:ネットショップ担当者フォーラム、Web担当者Forumミーティング

注:ライブ配信の申し込みは、受け付けていません。

■協賛のメリット
・受講者データの提供:セミナー登録者、受講者の情報は、会期一週間後に事前登録時のアンケート情報とともにデジタルデータで納品する。
(個人情報のオプトインを取得した情報で、フォーラム終了後の営業活動)

・講演の準備:集客から講演までを事務局がトータルに運営しサポート。

・無料登録者募集は、主催:ロジスティックス・パートナーと共催:インプレスと共同で、各社が保有するメディアやデータベースを用いDM、メール配信などで開催告知を行う。

※なお、現在は上記協賛企業の募集のみを受付けており、無料登録者申込み(無料)の受付は、9月以降のLNEWSで案内する予定。

■EC物流フォーラム2019開催概要
https://academy.impress.co.jp/event/201911eclogi/

■EC物流フォーラム2019のイベント記事
https://www.lnews.jp/2019/11/l1130001.html

■問い合わせ
ロジスティクス・パートナー
担当:永田
https://www.lnews.jp/contact/

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