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海上コンテナ輸送/アジア発米国向けが単月過去最高に

2020年10月12日/調査・統計

デカルト・データマインは10月12日、アジア発米国向け(往航)9月分と、米国発アジア向け(復航)8月分の海上コンテナ輸送量 (TEU)実績データを発表した。

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それによると、9月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航)は単月の過去最多を更新し、164万8000TEU(前年比14.5%増)となった。

国別では、1位の中国発(シェア64%)が19.6%増で4か月連続のプラス、2位のベトナム発(シェア7.7%)が26.9%増で3か月連続のプラスであったのに対し、3位の韓国発(シェア7.6%)は8.7%減と5か月連続のマイナスとなった。

以下の順位は4位がシンガポール発(シェア4.5%)で13.1%増、5位が台湾発(シェア4.5%)で3.5%減、6位が香港発(シェア3%)で3.2%減。香港発のマイナスは19か月連続。日本発(シェア2.1%)は9位で2%減だった。

品目別では、家具類 (HS94)は中国発が23.8%増に対して、ベトナムなど中国以外の東南アジア7か国・地域発合計は59.6%増。機械類(HS84)は31.3%増に対して33.4%増、電子電機(HS85)は20%増に対して22.4%増、プラスチック(HS39)は23.5%増に対して13%増、鉄鋼製品(HS73)は21.6%増に対して7.9%増、自動車関連(HS87)は15.3%増に対して7.9%増、アパレル(HS61)は5.3%減に対して3.2%増、履物(HS64)は19.9%減に対して8.1%減となっている。

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一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航)8月分は、47万7000TEU(前年比4.7%減)となった。

1位の中国向け (シェア37%)が16.1%増で4か月連続増加したが、2位以下の日本(シェア10.8%)が15%減、韓国(シェア10.5%)が13.8%減、台湾(シェア9.4%)が11.9%減と、他国では二桁減が続いた。

中国向け主要10品目の動きは、1位のパルプ・古紙(HS47)、2位の木材(HS44)など上位9品目がプラスだった。

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