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ラサール不動産/兵庫県神戸市に約5万m2のマルチ型物流施設着工

2020年10月16日/物流施設

ラサール不動産投資顧問は10月16日、ラサール インベストメント マネージメント インクが組成した特定目的会社を通じ、兵庫県神戸市で「(仮称)ロジポート神戸西」を着工したと発表した。

<完成イメージ図>
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<スロープ側からの完成イメージ図>
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竣工は2021年11月を予定している。

開発場所は、兵庫県神戸市西区の「神戸複合産業団地(神戸テクノ・ロジスティックパーク)」内に立地し、24時間365日のオペレーションが可能。また、神戸淡路鳴門自動車道、山陽自動車道「神戸西IC」至近(約1.0km)と、内陸にありながら神戸港、三宮へ 30分、大阪中心部へ1時間と、関西商圏へのアクセスが良好な立地。加えて、京都方面へのアクセスは、山陽自動車道から2018年に開通した新名神高速道路(神戸JCT~高槻JCT間)ルートと、従来の中国自動車道、名神高速道路ルートの2ルートを選べる。

高速道路網に恵まれ、広く西日本をカバーできる広域物流にも適していることから、同団地は、関西内陸地における昨今の旺盛な物流需要により、ここ数年で急速に発展しているエリア。

この施設は、地上4階建てで最大3テナントの入居が可能なマルチテナント型物流施設として開発する。1階に高床・低床の両面トラックバース、2階に大型車両が直接乗り入れできるスロープを備え、倉庫の梁下有効高さ5.5m以上(1階・4階は6.3m以上)を確保し、荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ4基ずつ設置。在庫保管型や流通加工型、通過型など、さまざまな物流ニーズに対応し得る高い汎用性を持っている。

かつ、将来対応として垂直搬送機や空調設備の増設、自動化・省人化を想定した使用電力の需要増加に対応できる電力容量、事務所の増床など、テナントの多様な将来ニーズにも対応可能だ。

地域特性として、自家用車による通勤者が多いことから、敷地内には平面駐車場を含む約108台分の駐車スペースを整備し、入居企業の雇用対策をサポート。

また、強固な地盤を有し、大地震・津波リスクを軽減できることから BCP(事業継続計画)に優れた立地と想定されており、さらなる BCP 対策として48時間電源を供給し続ける非常用発電機などを採用するとともに、環境に配慮したLED照明や人感センサー、節水型衛生器具の設置を計画している。

ラサール不動産投資顧問の永井まり執行役員は「この物件は、関西圏及び西日本全域へのアクセスの優位性と、関西内陸で強固な地盤を有する BCP 対策の優位性を活かし、物流効率化に大きく貢献し得る高機能な施設。各企業による物流効率化の過程で、交通利便性に優れたエリアに立地する、効率的かつサステナブルな物流オペレーションを可能にする施設へのニーズが高まっており、これらの増加する物流需要を不動産の面から支えることは、マーケット並びに社会の健全な発展に寄与すると考えている。ラサール不動産投資顧問は、今後も各企業の戦略的物流拠点となる適地を見定め、テナント企業活動のニーズに柔軟に応える物流施設開発を積極的に進めていく」と述べている。

<周辺図>
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<広域図>
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■物件概要
所在地:兵庫県神戸市見津が丘5丁目1番18他
敷地面積:2万3862.83m2
延床面積:4万9972.10m2
所有者:神戸西プロパティー特定目的会社
構造:鉄骨造、地上4階建
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2020年10月16日
竣工:2021年11月19日(予定)
設計・監理:コンストラクションマネージメントジャパン
施工:大日本土木・加賀田組建設共同企業体
施主:神戸西プロパティー特定目的会社

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