阪急阪神不動産は11月7日、兵庫県川西市にマルチテナント型物流施設「ロジスタ北伊丹」、京都府京都市に物流施設「ロジスタ京都伏見」を着工したと発表した。両施設ともに、竣工は2026年夏を予定している。
10月21日に着工した「ロジスタ北伊丹」は、複数テナントが入居可能なマルチテナント型物流施設として計画されており、最大4テナントの入居が可能。
1階と2階に合計36台の10tトラックが接車できるバースを設けるとともに、各分割区画に1基ずつ荷物用エレベーター・垂直搬送機を実装する。
倉庫部分は、床荷重が1.5t/m2、各階の天井有効高は5.5mを備え、さらに標準柱の間隔も11.5m×10mが確保された汎用性の高い大空間を有する予定だ。
環境配慮の面でも館内LED照明、高効率空調等を採用し、ZEB Ready以上の環境認証を取得予定だという。
阪神高速11号池田線「川西小花IC」まで約3.1km、中国自動車道「中国池田IC」まで約4kmと、複数の高速道路へのアクセスが良好。大阪・神戸の都心部にも近く、都市部近郊への配送だけでなく関西圏の消費地まで広くカバーすることが可能だ。
伊丹市から川西市にかけては人口が集積しており、最寄り駅及びバス停からも徒歩圏内であることから、雇用確保面でも有利な立地となる。
■「ロジスタ北伊丹」施設概要
所在地:兵庫県川西市久代1-39他
交通:阪神高速11号池田線「川西小花IC」まで約3.1km
阪神高速11号池田線「池田IC」まで約4.5km
中国自動車道「中国池田IC」まで約4.0km
JR福知山線「北伊丹駅」より徒歩16分(約1.3km)
阪急バス「久代口」より徒歩6分(約430m)
敷地面積:約1万5000m2(約4600坪)
延床面積:約3万2000m2(約9700坪)
構造規模:S造・地上4階
施設タイプ:スロープタイプ
※車両がスロープを通り、2階トラックバースへ直接乗り入れ可能な物流施設。
設計・施工:大和ハウス工業
竣工:2026年夏(予定)
「ロジスタ京都伏見」は現在、建設工事の準備中。施設の稼働開始は、2026年夏を目指しているという。
1階トラックバースは車両保管場所として車庫証明を取得することが可能なほか、駐車場としても利用できるようになる予定だ。
名神高速道路「京都南IC」まで約5.9km、第二京阪道路「伏見IC」まで約6.4kmの地点に立地し、複数の高速道路へのアクセスが良好。関西圏をはじめとする広域への配送が可能となる。
また「JR京都駅」から10km圏内に位置していることから、都市部近郊への配送拠点としても優位性を持つのも特徴だ。
こちらも館内LED照明、高効率空調等を採用し、ZEB Ready以上の環境認証を取得予定だという。
■「ロジスタ京都伏見」施設概要
所在地:京都府京都市伏見区久我西出町7-4他
交通:名神高速道路「京都南IC」まで約5.9km
第二京阪道路「伏見IC」まで約6.4km
敷地面積:約5000m2(約1500坪)
延床面積:約1万1300m2(約3400坪)
構造規模:S造・地上4階
施設タイプ:ボックスタイプ
※荷物輸送トラックが地上階に設置されたトラックバースに接車し、垂直搬送機等の利用により2階以上のフロアに荷物等を搬送する物流施設。
竣工:2026年夏(予定)
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