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シーネット/物流事務処理「AI-OCR搭載WEBスキャナ」提供開始

2020年11月24日/IT・機器

シーネットは11月24日、AI-OCR搭載WEBスキャナ「@YOMU」のサービス提供を12月1日から開始すると発表した。

<「@YOMU」のシステム構成>
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AI-OCRは、光学的文字認識機能に機械学習技術を応用し、読み取り精度を継続的に向上させることが可能なシステム。手書き帳票の文字認識精度を飛躍的に高めることにより、従来人手で作業していた業務を自動化する各種 RPA(Robotic Process Automation)との連携が注目されている。

シーネットは、この技術を流通や物流で多用される業務帳票処理に特化した Web スキャナとして機能開発し、サブスクリプション型サービスとして提供する。流通・物流業界で散見されるヘッダ・明細型の帳票を主なターゲットとし、罫線なし、明細行数が可変、複写式伝票用紙の直接読み取りなど、従来型のAI-OCR エンジンでは対応が困難であった領域にも積極的に対応している。

また、従来型の AI-OCR サービスとは異なり、「誤読情報のクレンジング」「コード変換機能」「後続システムへの連携用ファイルのレイアウト変更、項目編集機能」等、業務利用を前提とした各種の前後機能を備えている。

シーネットのWMSとの連携で行った実証実験では、「輸入時のインボイスのデータ化」「基幹システムから大量に印刷される出荷指示書」「複写式伝票をデータ化し基幹システムで買掛照合」等の、従来手入力により日々90分を要していた伝票の取り込み作業時間を10分にまで短縮することができた。

■「@YOMU」サービス概要
特徴:物流現場で流通する帳票の読み取りに特化したAI-OCR機能の提供
対応伝票:発注書/納品書/複写式納品伝票/複写式請求伝票/出荷指示書 など
対応形式:定型(活字・手書き)/非定型(活字 ※手書きにも対応予定)
機能概要:スキャナ・PDF で読み取った伝票の文字情報を画面上で確認後データとして取り込み。データベースから、API/CSV など必要な連携形式に合わせてデータを出力
料金体系:1書式読取設定あたり6000円~月額費用1万6800円~
詳細情報:https://www.cross-docking.com/service/ai-ocr/

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