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オープン型宅配ロッカー/コロナ禍で利用意向に変化

2020年12月09日/調査・統計

伊藤忠グループでインターネット調査を手がけるマイボイスコムは12月9日、「宅配便の受け取り方法」に関するインターネット調査の結果を公表した。

調査は11月1~5日にかけて実施したもので、2018年5月に続いて今回が2回目。直近1年間の宅配便利用に関する質問への回答をまとめており、計1万140件の回答があった。

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それによると、宅配便の受け取り方法(複数回答可)として最も多かったのは「自宅で直接受け取る」の94.8%。次点で「置き配指定した場所」の17.1%、「マンションや自宅の宅配ボックス」の11.9%と続いた。

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宅配便の再配達率は「1~2割くらい」が40.2%。「ほぼ毎回、直接受け取る(再配達にはならない)」は27.5%で、2018年調査の20.3%より増加している。

再配達を回避するため行ったこと(複数回答)としては、「日時指定便にする」が66.1%、「配達予定日時の通知メールを設定」が32.1%、「都合が悪くなったら、電話やWebで受け取り日時・場所を変更する」が24.6%、「事前に置き配指定をする」が8.8%と、宅配ボックスがある場合は置き配を利用、無い場合は日時指定便を利用する比率が高くなっている。

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また、駅などの街中に設置されているオープン型宅配ロッカーや宅配ボックスの利用については、「利用したことがある」が2.4%で、「PUDOステーション」が1.8%、「アマゾンハブロッカー」が0.5%などとなっている。

利用意向者は2割で、10・20代が4割強と若年層で高い傾向がみられた。一方で非利用意向者は5割だった。

回答者から寄せられたオープン型宅配ロッカー・宅配ボックスを「利用したい理由」としては、「家族に知られずに受け取りが可能」や「自宅にいなくてはならないというプレッシャーがなくなる。配達員に直接会わなくて済む」といった声があった。

一方で、「利用したくない理由」では「重い荷物が多い。設置場所が、夜人気があまりない所にある」や「不特定多数が利用するものを今の時勢に使いたくない」「通勤していた頃は、自宅の最寄り駅にPUDOがあって便利だったが、自宅勤務になった今ではPUDOが置いてある駅まで徒歩10分かかるので面倒になってしまった」といった意見があった。

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