商船三井は12月23日、日本船主協会を通じて東京都荒川区立第三中学校の教育活動の一つである「校内ハローワーク」に、船長と一等機関士を講師として派遣したと発表した。
同校の「校内ハローワーク」は、さまざまな業界の人が生き方・職業などについて語ることで、中学生が自身の将来を考えるきっかけをつくるものとして2001年度から毎年開催されている。商船三井からの派遣は今回が4回目。
船長と一等機関士は、生徒に貿易における外航海運の重要性を説明し、身近なところに外航海運が関わっていることを伝えた。また、船の仕事を動画を交えて説明する中で、航行する大型船から見た大海原や荷役の風景、船内生活の様子などの映像を紹介し「船乗り」という職業の魅力を伝えた。質疑応答では、時間いっぱいまで生徒から質問があり、熱気ある講演になった。