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日立物流/「LOGISTEED2021」実現に向けて、DX戦略策定

2021年01月12日/SCM・経営

日立物流は1月12日、「LOGISTEED」が掲げる姿へと変化・進化を遂げ、新たな存在価値を確固たるものとするとともに、さらなる企業価値の向上をめざすため、「DX戦略 -「LOGISTEED 2021」実現に向けて-」を策定したと発表した。

<戦略(DX方針)>
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それによると、現場(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーネットワークやシステムで収集し、サイバー空間でそれらのビッグデータをAIなどにより分析、知識化を行う。そこで蓄えた情報や価値を現場に投入することで、さらなる現場力の強化を図るとともに、さまざまな協創パートナーとのオープンイノベーションの活性化により、新事業や新たなビジネスモデルの創出につなげるとしている。

重点施策として、「協創によりデータを価値に変えるエクスターナル (社外向け) DX」を挙げ、サプライチェーン上の情報を一元管理・可視化し、課題解決をサポートするSCDOS(Supply Chain Design & Optimization Services)、自動化・省人化のノウハウとデジタル技術を組み合わせ、業界ごとに標準化して提供するスマートウエアハウス、IoTテクノロジーを駆使して輸送事業者の業務効率化、事故ゼロ化を支援するサービスプラットフォーム(SSCV:Smart & Safety Connected Vehicle)を社外向けとして実現する。

また「業務を効率化しデータを集約するインターナル (社内向け) DX」として、社内の業務データや顧客のSCMデータを集約するデジタル事業基盤、顧客業界ごとに庫内作業の標準化を行い、複数拠点の最適運営を実現する倉庫内デジタルプラットフォーム、基幹システムを集約・統合し、基幹業務の効率向上とガバナンス強化を実現、
全社ボトムアップにより業務改善を進める、VC21活動(Value Change & Creation 2021年度)の一環としてRPA(Robotic Process Automation)導入を推進、職位や所属などに応じて通知設定可能なポータルサイトを構築を社内向けとして構築する。

そのほか、「DXを実現する組織づくり・人財」「ITガバナンスの強化」「DX関連の投資を継続」「KPIの設定・管理によるDX分野でのPDCAサイクルの確立」をDXを実現するための施策としている。

■「DX戦略 -「LOGISTEED2021」実現に向けて-」
https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/ir/pdf/dx_strategy_20210112.pdf

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