大東建託は2月25日、グループ会社の大東建託パートナーズがアマゾンの提供する解錠システム「Key for Business(キー・フォー・ビジネス)」の導入を開始すると発表した。
「Key for Business」は、アマゾンの配送ドライバーが専用の配送アプリから建物のオートロックを解除できる仕組み。そのため、マンションなどの入居者が不在時に玄関前などへ置き配で配送品の受け取りができるようになる。大東建託では、手始めにグループが管理する首都圏のオートロック設備のある建物20棟に導入する予定。
同社によると、在宅勤務や新型コロナウイルス感染症対策で非対面による配送品の受け取りのニーズは高まっているという。
しかし、これまで配送ドライバーは、入居者が不在の場合、オートロック設備のある建物には入れないため、置き配ができなかった。一方、入居者は、宅配ボックスが全て埋まっている場合は配送品が受け取れないことや、配送品を宅配ボックスから部屋まで運ぶ負担などがあった。
Key for Businessを導入することで、オートロック設備のある建物でも置き配が可能となる。そのため、再配達件数の減少による配送効率の向上などに貢献できるとしている。