KEYCREWは3月3日、シリウスジャパンとRaaS(ロボット・アズ・ア・サービス)で自律走行型ピッキングアシストロボット(PA-AMR)の提供を行う新会社「ROBOCREW」を2月1日に設立したと発表した。
新会社は、中小企業や個人事業主向けEC物流を手がけるKEYCREWと、AI(人工知能)を活用したロボットのノウハウを持つシリウスが提携することで、物流現場で使いやすいPA-AMRを開発。国内での導入・普及を目指す。
新会社が手がけるPA-AMRは、最大積載量が50kg、最大速度は2m/s。1台で約30~300m2の範囲をカバーする。バッテリーは交換式。3時間の充電で、約12時間稼働する。
ロボットは、カメラとレーザーレーダーのセンサーを使って自立走行し障害物を回避することが可能。人が走行経路に立っている場合には安全装置が作動し減速・停止する。
タブレットにインストールされているアプリでロケーション設定ができるほか、WMSとはAPI連携やCSVデータで連携する。また、地図データを使うことで、導入時に倉庫のレイアウト変更を不要にした。
利用台数はRaaSのため、月次で変更ができる。ROBOCREWでは、ユーザーにロボットを貸与する形で提供。1台からの貸し出し、最低契約期間は設けないとしている。