LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





JMU/シンガポール企業向け最新コンテナ船を引き渡し

2021年03月08日/IT・機器

ジャパン マリンユナイテッド(JMU)は3月5日、広島県呉市の呉事業所で建造していたWAN HAI LINES (SINGAPORE)向けの3055TEU型コンテナ船「WAN HAI 326(ワンハイ326)」を引き渡した。

<WAN HAI 326(ワンハイ326)>
20210308jmu 520x322 - JMU/シンガポール企業向け最新コンテナ船を引き渡し

新造船は、JMUが新規開発した、ホールド内最大12列×6段、デッキ上最大14列×7段のコンテナを積載することが可能な3055TEUコンテナ船の5番船になる。

アジア発着とアジア域内での海上輸送量の増加に伴い、中長距離の定期航路への投入を想定し、高い積載能力を確保する一方、定時運航を可能とする高い航海性能が求められる中、従来船に比べ環境と運航の性能を向上させた。

具体的には、最新の解析技術を採用し、低抵抗・高効率を追求した幅広最適船型を開発。併せて、独自の省エネデバイス「LV-Fin」と「ALV-Fin」を最適化することで、従来船に比べ大幅な燃費を削減。最新の電子制御エンジン「Mark10.5」と冷却海水ポンプのインバーター制御を採用することで、燃費性能を高めた。

また、INS(統合型航海システム)と全天候型ブリッジを搭載し、航海中と離着桟時の操船の利便性と安全性を向上。安全性の向上では、航海支援・機関室内監視などでCCTVカメラシステムも装備する。

そのほか、バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持などに適合し、環境規制にも対応した。

アジア発着とアジア域内での海上輸送量の増加に伴い、中長距離の定期航路への投入を想定し、高い積載能力を確保する一方、定時運航を可能とする高い航海性能が求められる中、従来船に比べ環境と運航の性能を向上させた。

■「WAN HAI 326(ワンハイ326)」の概要
全長:203.50m
幅:34.80m
深さ:16.60m
喫水:11.50m
載貨重量:3万7160トン
総トン数:3万531
主機関:MAN-B&W 7S70ME-C10.5 ディーゼル機関1基
航海速力:21.60ノット
定員:25名
船級:NK
船籍:シンガポール

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース