豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは4月5日、自動運転フォークリフト「Rinova AGF(リノバ エージーエフ)」に、レーザーリフレクタ誘導機能を新たに追加した自動運転フォークリフトの日本国内販売を、5月から開始すると発表した。
レーザーリフレクタ式とは、作業エリアに設置された反射板の位置をレーザースキャナで検出することにより、フォークリフトが自己位置を検知しながら自律走行・稼働するシステム。積み込みや荷下ろしなど、高度な作業精度が求められる荷役にも適している。
今回新たな機能を追加することにより、「磁気ガイド式」、「レーザーSLAM式」、「レーザーリフレクタ式」の自動運転3パターンと「有人運転」の計4パターンから運転モードの選択と組み合わせが可能になる日本初のフォークリフトだ。
開発にあたっては、各パターンに応じた誘導ロジックと周囲環境に応じた自己位置推定ロジックの円滑な切り替えを達成することで、運転モード変更時もシームレスな走行を実現した。従来の磁気ガイド式機能も備えており、1台で、倉庫の形態や作業に応じて運転パターンを選択し、幅広いシーンで顧客が活用できる。
■概要
定格重量:1.0t~3.0tまで6種類
価格:オープン
コカ・コーラ、豊田自動織機/トラック対応自動運転4本フォーク実証実験