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タカラスタンダード/福岡・滋賀物流センターに自動化設備導入

2021年04月07日/IT・機器

タカラスタンダードは4月7日、物流改革の一環として福岡物流センター(福岡県鞍手郡)と滋賀物流センター(滋賀県甲賀市)に自動化設備を導入したと発表した。

<福岡物流センターに導入した無人フォークリフト>
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福岡物流センターでは、4500万円を投じて無人フォークリフトを導入し、毎日17時30分から行われていた沖縄県の自社倉庫に出荷する商品の場内搬送と荷揃え作業を自動化。

無人フォークリフトと自動倉庫、垂直搬送機を連携させることで、物流センターが無人になった夜間に作業を完結させることができるようになり、リフトマン2名分と補助者1名分の作業時間を2時間短縮することができた。

無人フォークリフトについては、沖縄以外の地域に出荷する商品の出庫作業にも展開を検討し、さらなる場内作業の終了時間前倒しに繋げると共に、他物流センターへの展開も視野に入れている。

<滋賀物流センターの自動倉庫>
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また、滋賀物流センターでは、1階の倉庫スペースに自動倉庫を導入した。

従来、物流センターで商品を出庫する際は、上階でピッキングした商品を垂直搬送機で1階へと搬送し、空いているスペースに仮置きしていたが、スペースに限りがあるため出庫量が多い際は上階から商品を降ろせず、ピッキングに手待ちの時間が生じていた。

また、1階で商品を仮置きする際も、配送先ごとの出庫量が日々変わるため決まった場所に置くことができず、商品を探す手間が発生していた。

今回、自動倉庫を導入したことで、上階でピッキングされた商品が垂直搬送機によって1階の自動倉庫に格納され、格納場所が自動で管理されるようになった。これにより、商品の取り出しがスムーズになったほか、上階のピッキング作業者による仮置きスペースが空くのを待つための手待ち時間が大幅に短縮され、4名分の作業を削減することができた。

タカラスタンダードでは、安定的な商品供給と顧客満足度の向上に向けて、今後も物流の高回転化を推進し、効率的な輸配送を実現するとしている。

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