ニチレイロジと日立製作所は4月22日、両社の協創を通じ、IoT を活用した冷凍設備の運用・保全効率化ソリューションを実用化したと発表した。
このソリューションは日立グループの運転・音・画像データ解析技術や故障予兆診断技術などを組み合わせたもので、両社は、2018年9月から1年半にわたりニチレイロジグループ船橋物流センター(千葉県船橋市)で実施した共同実証で、従来と比べて運用・保全コストを約20%削減できることを確認し、日立において汎用ソリューションとして製品化した。
ニチレイロジグループでは、2021年4月から、国内の冷凍倉庫へこのソリューションの導入を順次進めていく。日立は、ソリューションを Lumadaの冷凍倉庫向けソリューションとして、国内にある8万台を超える冷凍設備を対象に拡販するとともに、グローバルにも展開していく。
これにより、コールドチェーン業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進と低炭素社会への貢献をめざす。