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上組/子会社が神戸市東灘区の冷蔵倉庫建て替え

2021年04月27日/物流施設

上組は4月27日、子会社の日本ポート産業が神戸市東灘区の「神戸魚崎冷蔵倉庫」を建て替えると発表した。

<完成予想図>
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同倉庫は老朽化が進んでいるため、建て替えによって容量を拡張し、今後予想される冷凍冷蔵倉庫の需要増加に対応する。建て替えによって日本ポート産業の収容能力は1.5倍に拡大する。

建て替え後の施設は地上4階建て延床面積2万3800m2、収容能力はF級2万2100トン、C&F級4100トン、C級7100トン等を計画。7月1日に着工し、2022年12月の稼働を予定している。

新倉庫では、2020年に竣工した神戸住吉冷蔵倉庫と同様、高効率・低環境負荷の自然冷媒(アンモニア、CO2)を使用した冷却設備を採用。加えて、屋上太陽光発電によって使用電力の一部を賄うことを計画している。

また、新型コロナウイルス対策として非接触・換気強化に配慮した設計に加え、冷凍冷蔵保管・解凍・熟成等の機能を有したマルチ冷凍冷蔵倉庫とする。

■神戸魚崎冷蔵倉庫(仮称)概要
建設地:神戸市東灘区魚崎浜町16
構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 4階建
延床面積:2万3799.80m2(予定)
収容能力:F級(-25℃)2万2100トン(予定)
C&F級(-25℃~+5℃)4100トン(予定)
C級(-2℃~+5℃)7100トン(予定)
解凍庫(-2℃~+17℃)350トン(予定)
熟成庫(-2℃~+15℃)1100トン(予定)
主要設備:垂直搬送機4基、荷物用エレベーター1基
冷凍冷蔵設備:自然冷媒ガス(アンモニア、CO2)方式
太陽光発電量:500kW(予定)
着工:2021年7月1日
竣工:2022年12月31日

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