川崎汽船が5月10日に発表した2021年3月期決算によると、売上高6254億8600万円(前年同期比14.9%減)、営業損失212億8600万円(前期は68億4000万円の利益)、経常利益894億9800万円(前期は74億700万円の利益)、親会社に帰属する当期純利益1086億9500万円(前期は52億6900万円の利益)となった。
セグメントごとの業績は、ドライバルクが売上高1820億円(22.2%減)、営業損失91億円(前期は41億円の利益)。エネルギー資源が売上高776億円(8.3%減)、営業利益11億円(89.2%減)。製品物流が売上高3397億円(11.7%減)、営業利益1045億円(前期は29億円の損失)。
ドライバルクは上半期の市況低迷による影響から前期比で減収となり、損失を計上。製品物流は前期比で減収となったが、コンテナ船事業の業績がコロナ禍での輸送需要のひっ迫や運賃上昇等で大幅に改善し、黒字に転換した。
次期は、売上高5700億円(8.9%減)、営業利益0万円、経常利益450億円(49.7%減)、親会社に帰属する当期純利益350億円(67.8%減)を見込んでいる。
川崎汽船 決算/4~6月の売上高21.2%増、営業利益58.3%増