井本商運は9月10日、阪神国際港湾が実施する「国際フィーダー航路拡充トライアル事業」の事業者に選定されたと発表した。
同事業では、日本海側の各港湾と神戸港を結ぶ国際フィーダー航路を構築し、現在、釜山港含めアジア主要港でトランシップされている貨物や、神戸港に陸上輸送されている貨物において、国際フィーダーを利用した神戸港でのトランシップの可能性について、阪神国際港湾と連携し検証する。
事業期間は、契約締結日翌日から2022年2月28日までを予定。期間中は、敦賀港以西の日本海側港湾と神戸港を結ぶ国際フィーダー航路を開設し、トライアルを行う。
日本海港湾と神戸港を結ぶ国際フィーダー航路が開設するのは、今回が初めて。井本商運は、同航路の新設で戦略港湾の競争力強化に寄与するとともに、日本海各港湾との利便性の向上を目指す。