UPS/国内外でヘルスケア領域の低温物流ネットワークを拡大

2021年10月08日 

UPSジャパンは10月6日、UPSヘルスケアの治験ロジスティクス部門を担うマーケン社が、細胞治療や遺伝子治療の臨床試験を中心とした臨床薬サプライチェーンサービスの需要拡大に対応するため、グローバルネットワークを拡充したと発表した。

2021~2022年にかけては、mRNAを使った治療薬、細胞・遺伝子治療、早期アクセスおよびマネージドアクセスプログラムへの高まる需要に対応。そのため、新拠点の開設やコールドチェーンサービスの拡大、パッケージングソリューションの提供等に取り組む。

具体的には、米国のケンタッキー州ルイビルとペンシルベニア州グレートバレー、韓国のソウルに、9300m2超のGMP(適正製造規範)準拠のデポ施設を追加する。

デポは、日本とウクライナにも新設予定。日本では、大阪にGMP/GDP準拠のデポ施設を整備する。

そのほかには、 ケニアのナイロビとガーナのアクラに新拠点を開設、中国・上海のキット組立工場を拡張、世界各地の細胞・遺伝子治療研究施設に液体窒素(LN2)充填ステーションを新設、ベルギー・フランス・南アフリカ・インド・台湾・中国・シンガポールの各拠点のインフラ整備、 細胞・遺伝子治療に関する配送物のリアルタイムな位置追跡と温度監視のためのパッケージング・技術の強化を計画している。

マーケンの臨床サプライチェーンネットワークは、UPSヘルスケアが世界中でコールドチェーン能力を増強させるために継続的に行っている投資を支えるもの。

UPSヘルスケアは、2021年にUPSの施設内に3万6000m2のコールドチェーンGMP準拠保管用冷却器および冷凍庫を建造し、2℃から最低マイナス80℃までの生物製剤の保管に対応した。

UPSヘルスケアのプレジデントであるWes Wheeler氏は「UPSヘルスケアは、コールドチェーン・デリバリーとロジスティクスにおける卓越した基準を維持しており、現在および将来の革新的なソリューションへの投資は、私たちがその基準をより高めていくことを可能とする」とコメントしている。

UPSヘルスケアは世界32か国の128施設で、総計102万m2のGMPおよびGDPに準拠した医療用物流スペースを保有し、在庫管理、温度管理された梱包と出荷、医療機器の保管とフルフィルメント、ラボと臨床試験のロジスティクスなどのサービスを提供している。

また、マーケンは臨床薬の保管および配送向けにGMP準拠の最先端の倉庫(デポ)ネットワークと世界58か所のロジスティクス拠点を提供しており、1691名の専門スタッフがあらゆる温度範囲における医薬品および生体試料の配送を220か国以上で管理しており、その数は毎月11万件に上る。

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