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フェデックス/アジア太平洋、中東、アフリカで輸送能力強化

2021年11月16日/国際

フェデックス エクスプレス(フェデックス)は11月16日、アジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域でのホリデーシーズンの繁忙期に備えて、輸送ネットワークとEC向けの対応力を強化していると発表した。

<フェデックスの配送現場>
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フェデックスは、アジア太平洋と米国やヨーロッパをつなぐため、新たに6フライトを追加してネットワーク能力を強化した。 この増便により、フェデックスが同地域発着で運航するフライトは合わせて週225便となり、信頼できる強化されたアクセスで繁忙期対応を行う。さらにフェデックスは、ホリデーシーズン中にアジアを発着するEC関連貨物の大量輸送と、大型物品の需要増に役立つ新たなゲートウェイ施設を10月にフィリピンのクラークに開設した。

また、EC事業者がプラットフォームやアカウントを変更することなく、充実したECポートフォリオと手頃な輸送ソリューションを利用できるよう、フェデックスはアジア太平洋全域で大手の電子商取引プラットフォームと連携し、FedEx Compatible and Alliance(フェデックス コンパチブル & アライアンス)プログラムを立ち上げた。

さらに、フェデックスは、配送時間指定の新たな輸送ソリューションであるFedEx International Connect Plus (FICP:フェデックス インターナショナル コネクト プラス)も導入した。これは競争力のあるスピードと魅力的な価格を組み合わせて、貨物が同地域内で1営業日~5営業日以内に必ず届けられる、付加価値の高い国際輸送サービスを求める生活者の進化するニーズに対処したもの。

そして、フェデックスでは、可視性と個別対応サービスの向上を目指す。生活者がホリデーシーズンに購入した商品のトレーサビリティや輸送サービスの個別設定/詳細設定ができるよう、FedEx Delivery Manager(フェデックス デリバリー マネージャー)を強化し、配送オプションや時期、場所をカスタマイズできるようにした。

EC事業者は、それぞれの顧客にフェデックスモバイルアプリでアラートを提供したり、入荷・出荷の状況を確認したりできる追跡機能を提供することができる。 さらに、フェデックスは、この小売ネットワーク内でのピックアップや返品といった柔軟性のある配送対応も提供している。

労働力強化にも力を入れ、フェデックス コーポレーションと業務運営会社は、ピーク時の需要増を処理する労働力を確保する取り組みの一環として、米国で新たに9万人を従業員として雇用する計画を立てている。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域のカワール・プリット社長は「買い物と発送計画を立てるのに早すぎることはない。とりわけ記録的な輸送量が見込まれるホリデーシーズンでは、なおさらのこと。実際に、世界中の生活者のほぼ半数(48%)が、今年はホリデーシーズンの買い物を早めにする計画を立てており、すでに9月に買い物を始めたという21%の人もこの中に含まれている。フェデックスでは、複雑なサプライチェーンの状況をうまく乗り切りながら、EC事業者がオンライン商戦に勝つために取り組んでいる。我々の輸送ネットワークやサービスにおける信頼性の向上、豊富な電子商取引のソリューションによって、EC事業者を含む顧客は、迅速で柔軟性のある、コスト効率に優れたシームレスな輸送によって、この時期にそれぞれの顧客を喜ばせるツールを手にしている」と述べている。

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