鈴与は12月10日、鈴与カーゴネットと取り組む「食品等の海上輸送へのモーダルシフト」が、日本物流団体連合会主催のモーダルシフト優良事業者選定委員会で「最優良事業者賞(大賞)」を受賞したと発表した。
<左から鈴与の松山 典正取締役、日本物流団体連合会の池田 潤一郎会長(モニター)、鈴与カーゴネットの亀井 遊太取締役>
鈴与と鈴与カーゴネットは、食品や飲料、建材など多岐にわたる品目の輸送について、複数区間でトラック輸送から海上へのモーダルシフトを実現。これにより、トラックによる輸送距離を大幅に短縮し、CO2排出量削減とともにドライバー運転時間を年間1万時間以上削減することに成功した。
モーダルシフト促進に際しては、社内にモーダルシフト専門部署を組織し、トレーラーシャーシ台数の増車や複数種類のシャーシバリエーションを整備するなど、モーダルシフトに柔軟に対応できる体制構築と環境負荷低減や安定的な輸送を実現しており、これらの点が高く評価され、大賞受賞につながった。
鈴与では、国内輸送を担う鈴与カーゴネットグループと一体となり、保有台数2000台超の車両と北海道~九州までの全国ネットワークを活用した運輸事業を展開。北関東から関西にスイッチポイントを設置し、トレーラーやスワップボディ車両を用いた「スイッチ輸送」や、フェリーやRORO船を活用した「フェリー輸送」によるモーダルシフトに取り組み、自社オペレーションによる安定した輸送サービスを提供することで、ドライバーの労働負荷軽減、CO2排出量削減、コンプライアンス運行などの実現に取り組んでいる。
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