プラスは12月15日、社内カンパニーで文具・オフィス家具と各種サービスの卸販売事業を展開するジョインテックスカンパニーが、物流拠点「ジョインテックス東北センター」を宮城県岩沼市に再開発される「プロロジスパーク岩沼1」（2022年4月竣工予定）内に再建し、2022年8月から稼働を開始すると発表した。
＜ジョインテックス東北センター（プロロジスパーク岩沼1）完成予想図＞
「ジョインテックス東北センター」は2013年8月に開設し、北海道と東北6県への文具・オフィス生活用品・オフィス家具の配送業務を担っていたが、2020年4月に入居施設の別棟にて発生した火災の延焼で焼失。以降、同社では出荷元を東日本センター（埼玉）へと切り替えて対象エリアへの配送を継続する一方、サービスレベルの回復を急務と捉えセンターの再建について検討してきた。
新センターの稼働により、配送時間は従来通りに復旧し、東北エリア向けの翌日配送分の締め時間を最大5時間延長、また、北海道一部地域（札幌・函館を含む道南エリア）では翌日配送が可能になる。
なお、新たに稼働を開始する「プロロジスパーク岩沼1」は、有事の際の救助活動や消火活動への対策を拡充するほか、津波や水害による浸水対策として建物レベルを1.5m高く設定。さらに、緊急地震速報システムや、衛星電話、72時間程度の電源を確保する非常用発電機を実装すると同時に、断水対策も施される。
また、新施設には以前は設置されていなかったスロープが設けられ、2階への大型車両の直接アクセスによってワンフロアオペレーションが可能となり、トラックバースや荷捌きスペースも十分に確保される。
ジョインテックスでは、センター再建を機に、高い安全性を確保するとともに、物流作業・搬出入の高効率オペレーションの実現を図り、北海道・東北地方へのさらなるサービス向上と営業活動強化を図っていくとしている。
■「ジョインテックス東北センター」概要
運営：プラス ロジスティクス
所在地：宮城県岩沼市空港南3-2-35 プロロジスパーク岩沼1（2階）
床面積：1万2153m2
取扱品目：一般文具・OA関連用品・日用雑貨・食品・RTA家具
取扱点数：3万7800アイテム
年間出荷金額：59億円
投資額：3億2000万円
建物構造：鉄骨造・地上2階建て
人員：100名（予定）
