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大和物流/京都府久世郡久御山町で2.4万m2物流センター竣工

2022年02月01日/物流施設

大和物流は2月1日、京都府久世郡久御山町で「久御山物流センターII」を竣工し、稼働を開始した。

<久御山物流センターII>
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「久御山物流センターII」は、京都府内で「久御山物流センター」(京都府久世郡久御山町)、「京都物流センター」(京都市南区上鳥羽)に次ぐ同社3棟目の物流施設。

空室率の低下で物流施設の需要が高まっている関西圏の中でも、新名神高速道路などの整備によって広域配送の利便性が高まっている京都府における、さらなる物流需要の増加に対応するため建設した。

第二京阪道路「久御山南IC」から2km、京滋バイパス「巨椋IC」から5kmに位置し、関西の主要消費地へ短時間でのアクセスが可能。また、将来的に全線開通が予定されている新名神高速道路「八幡京田辺IC」から6.5kmと、東西広域への配送拠点としての交通利便性の向上も見込まれる。

同センターから3kmの距離には「久御山物流センター」、15kmの距離には「京都物流センター」が立地しており、3棟間で車両や人員の連携、繁閑による在庫量増減に対応することで、安定的な事業運営が可能となっており、大和物流は同センターを関西エリアに拠点を持つ企業の輸配送拠点などとして運用する予定だ。

建物は、重量物の保管・荷役にも対応できる低床式の物流倉庫で、2万4502m2の延床面積を生かして分散された物流拠点の集約にも対応可能。貨物用エレベーターと垂直搬送機各3基備え、上下階への荷物の搬送を円滑に行うとともに、1フロアあたり最大6012m2の倉庫スペースを活用することで、流通加工を伴う作業場の確保や自動化設備の導入など、物流戦略に基づいた効率的なオペレーションが可能となっている。

■「久御山物流センターII」概要
所在地:京都府久世郡久御山町林高黒1-1
敷地面積:1万2233.97m2
延床面積:2万4501.50m2
構造:鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
階数:地上5階建(倉庫4層)低床式
床荷重:各階2.0トン/m2
搬送設備:貨物用エレベーター3基(3.6トン1基、4.6トン2基)、垂直搬送機3基(1.8トン)
アクセス:第二京阪道路「久御山南IC」2km
京滋バイパス「巨椋IC」5km
新名神高速道路「八幡京田辺IC」6.5km
近鉄京都線「大久保駅」1.5km
着工:2021年2月1日
竣工:2022年1月31日
稼働:2022年2月1日
施主・運営:大和物流
設計施工:大和ハウス工業

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