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アルフレッサ/グループ物流の高度化、効率化と標準化、着々進展

2022年02月07日/決算

アルフレッサは2月7日に発表した2022年3月期第3四半期決算短信で、グループ物流の高度化、効率化と標準化について2021年を振り返っている。

それによると、「グループ物流の高度化、効率化と標準化」への取り組みとして、アルフレッサは、2021年5月、静岡県藤枝市に静岡県全域と愛知県の一部をカバーする最新鋭の物流拠点として「静岡物流センター」を稼働した。

同センターは、厳格な温度管理、RFIDタグを使用したトレーサビリティの実現および庫内作業における作業負荷を軽減するためのロボットなどの設備を導入している。また、災害対策として建物全体に免震構造を採用し、72時間稼働する大型非常用電源を設置するなど災害時でも持続可能な物流センターとしている。

また、アルフレッサは、2021年8月、ヤマト運輸とのヘルスケア商品の共同配送スキーム構築の第一弾として、ビッグデータとAIを活用した配送業務量を予測するシステムと適正配車を行うシステムを開発・導入した。このシステムの導入により、配送生産性の向上、走行距離およびCO2排出量の削減ならびに医療機関における対面作業時間の削減を目指していく。

さらに、アルフレッサは、2021年11月、国立大学法人東京医科歯科大学との個別化医療支援プラットフォーム「NOVUMN(ノヴァム)」に関する共同研究について発表した。共同研究では、東京医科歯科大学病院の電子カルテシステム(富士通Japan)と「NOVUMN」のデータ連携を進めており、「NOVUMN」の機能拡充ならびに医療機関での利便性向上および業務効率化を図っていく。

事業領域の拡大を視野に入れたベンチャー企業への投資として、アルフレッサは、2021年5月、ドーナッツロボティクスと資本業務提携契約を締結し、ロボット技術とデジタル技術を活用した医療分野での社会課題の解決を目指し協業を進めているとしている。

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